マイハニー
動物園では妙にテンションの高い私と
異様にテンションの低いお兄ちゃんと対照的だったけれども
デートじゃないから気にならない。
ライオンや虎のいる猛獣の檻は
寝てばっかりでつまんないね?なんて話す。
猿山のとこでは、どの猿がお互いに似ているか
探し合いっこした。
「あれ、オマエに似てね?」
「どの子?」
「ずっと食ってばかりのあれ」
「ウソ~!全然違うよ!」
「ほらまた何か食い物探してるし」
ゲラゲラと笑い転げるお兄ちゃんに
ぷぅっと膨れると、指でほっぺたをつつかれた。
お兄ちゃんは売店で私にジュースを買ってくれ
自分にはビールを買った。
「あ~!まだ19なのに!」
「ビールくらいいいじゃん、それにもうすぐ誕生日だし」
一口ちょうだい、と言うと
缶ビールを渡してくれたのだけど
初めて飲むビールの味は苦くて
オエーと顔をしかめる。
異様にテンションの低いお兄ちゃんと対照的だったけれども
デートじゃないから気にならない。
ライオンや虎のいる猛獣の檻は
寝てばっかりでつまんないね?なんて話す。
猿山のとこでは、どの猿がお互いに似ているか
探し合いっこした。
「あれ、オマエに似てね?」
「どの子?」
「ずっと食ってばかりのあれ」
「ウソ~!全然違うよ!」
「ほらまた何か食い物探してるし」
ゲラゲラと笑い転げるお兄ちゃんに
ぷぅっと膨れると、指でほっぺたをつつかれた。
お兄ちゃんは売店で私にジュースを買ってくれ
自分にはビールを買った。
「あ~!まだ19なのに!」
「ビールくらいいいじゃん、それにもうすぐ誕生日だし」
一口ちょうだい、と言うと
缶ビールを渡してくれたのだけど
初めて飲むビールの味は苦くて
オエーと顔をしかめる。