マイハニー
ママはお料理が好きで道具も凝るのはいいんだけど
フライパンは鉄製の重たいやつしかない。
わーん、こんなの持てないよ・・・とテフロンの軽いパンを探していたら
お兄ちゃんが「これでいいよ」って
鉄製の重たいやつに油を敷いて、
片手で卵を割り お肉、野菜を炒め始めた。
あんな細い腕なのに、
時々持ち上げて腕を上下に振る・・・野菜たちが宙を舞う。
どこにそんな力があるんだろ?
適当に塩こしょうして、お醤油をたらりとかけて
一口味見し「よし」と言った。
「いただきまーす!美味しいっっ!!! 私ってば天才~~~!!!」
「ばーか、オメーは何にもしてねーだろ。 見てただけじゃんか」
「へへへー。 でもホント美味しいよ?どこで覚えたの??」
「・・・ま、料理できない親父との二人暮らしが長かったからねー」
なんて何でもない風に言う。
お兄ちゃんは缶ビールを片手に
「ちょっと胡椒が足りなかったかな・・・」
なんて独り言。
フライパンは鉄製の重たいやつしかない。
わーん、こんなの持てないよ・・・とテフロンの軽いパンを探していたら
お兄ちゃんが「これでいいよ」って
鉄製の重たいやつに油を敷いて、
片手で卵を割り お肉、野菜を炒め始めた。
あんな細い腕なのに、
時々持ち上げて腕を上下に振る・・・野菜たちが宙を舞う。
どこにそんな力があるんだろ?
適当に塩こしょうして、お醤油をたらりとかけて
一口味見し「よし」と言った。
「いただきまーす!美味しいっっ!!! 私ってば天才~~~!!!」
「ばーか、オメーは何にもしてねーだろ。 見てただけじゃんか」
「へへへー。 でもホント美味しいよ?どこで覚えたの??」
「・・・ま、料理できない親父との二人暮らしが長かったからねー」
なんて何でもない風に言う。
お兄ちゃんは缶ビールを片手に
「ちょっと胡椒が足りなかったかな・・・」
なんて独り言。