マイハニー
海の水はそんなにきれいではなかったけど
気にせず靴を脱いで入る。
お兄ちゃんもジーンズの裾を膝まで捲り上げてジャブジャブ波と戯れている。
水の掛け合いっこをしたりして、
お互いの服が濡れてしまうくらいはしゃいでしまった。
砂を掘って足を埋めたり、一緒にトンネルを作った。
山を作り、向かい合って穴を掘っていく。
お兄ちゃんを見ると、真剣な眼つきで、口を尖らしながら
子供みたいな表情で集中していて、笑ってしまった。
「なんだよ」
「べつに。ねぇねぇ、お兄ちゃんの彼女ってどんな人だったの?」
「何、唐突に」
「きれいな人だったんでしょ?」
「まぁね」
「なんで別れちゃったの?」
「サヤはさ~、オブラートに包んで話すってこと知らねーの?」
呆れたように見るので「いいじゃん」と頬を膨らます。
気にせず靴を脱いで入る。
お兄ちゃんもジーンズの裾を膝まで捲り上げてジャブジャブ波と戯れている。
水の掛け合いっこをしたりして、
お互いの服が濡れてしまうくらいはしゃいでしまった。
砂を掘って足を埋めたり、一緒にトンネルを作った。
山を作り、向かい合って穴を掘っていく。
お兄ちゃんを見ると、真剣な眼つきで、口を尖らしながら
子供みたいな表情で集中していて、笑ってしまった。
「なんだよ」
「べつに。ねぇねぇ、お兄ちゃんの彼女ってどんな人だったの?」
「何、唐突に」
「きれいな人だったんでしょ?」
「まぁね」
「なんで別れちゃったの?」
「サヤはさ~、オブラートに包んで話すってこと知らねーの?」
呆れたように見るので「いいじゃん」と頬を膨らます。