私は悪魔に恋をした。

「友達になって、いっぱい遊んで、いっぱい思い出作ろう?」


それがなんだか嬉しくて、くすぐったくて、俺は顔を背けた。


「なんだよそれ…」


俺の、照れ隠しだった。


今度の休み、遊びに行こうねと言われて、俺はすごく温かい気持ちに包まれた。


そして、サンキュとお礼を言うと、顔を見られたくなくて、頭まで布団をかぶった。

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