私は悪魔に恋をした。
もう無茶だけはやめてくれ…。
かすり傷で済んだし、大丈夫だよ。なんて言う有美にどこにケガしたんだと聞くと腕に引っかき傷のようなケガをしていた。
血が滲み、赤くなっている。
それを見て、俺はその傷を舐めた。
これで傷も早く治るだろ。
心配かけてゴメン。と謝る有美に、
「たいしたケガじゃなくてよかったよ。お前がいなくなったら、誰が俺の飯作るんだ?」
そう言っておどけて見せた。
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