私は悪魔に恋をした。

朝目が覚めると、シキの腕はずっと私を抱きしめたままだった。


私の心はとても満たされる。


シキが愛しくてたまらない。


目を閉じて静かに寝息をたてるシキ。


長いまつ毛に整った鼻、形のいい唇、鍛えられた体、しなやかな指。


全部が私を虜にした。


幸せに浸る私の頭をシキが撫でる。

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