私は悪魔に恋をした。

「起きた?」


「あぁ。おはよ。」


そう言って、私の髪の毛にキスをする。


それが額に、鼻に、頬に、口に…


優しく1つずつ、丁寧に落とされて行く。


昨日、シキと1つになったんだと思うと、恥ずかしさが込み上げてくる。


顔を隠そうと、シキの胸に顔をうずめた。

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