私は悪魔に恋をした。

嘘つきやがって…


俺は無性にイライラして、気付いたら有美を玄関の扉に押し付けていた。


不安そうに俺を下から見る。


「本当は男と居たんじゃないのか…?」


そう言うと、やっと本当の事を口にした。


「うん…実は、告白されちゃ…っ」


俺は有美の言葉を最後まで聞かずに口を塞いだ。

< 259 / 376 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop