私は悪魔に恋をした。

べーっと舌を出してシキから離れた。


そんな事にはなにも反応せず、シキはどかりとソファに座った。


あれ、そういえば今は角やシッポが見える。


「ねぇ、今日、角なかったように見えたけど…」


「あぁ、これか?」


そう言うと、角が消えた。


思わず手を伸ばすと…


「あれ?見えないけど、角はあるんだ。」

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