私は悪魔に恋をした。

久しぶりに会ったってのに、親父は表情1つ変えないで俺を見る。


まぁ、俺も同じような顔してんだろうけどな…。


「お前、人間の娘を好きになったらしいな?」


「それがどうしたんだよ?」


「もうお前は人間界へ行くな。」


「は?嫌だね。俺はもう親父の言いなりにはならない。」


そう、もう言いなりにはならない。

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