私は悪魔に恋をした。

息を整えようと、腹いっぱいに空気を吸い込む。


すると…


「フフ…フハハハッ…ハハハハハッ!」


と、豪快な親父の笑い声が聞こえて来た。


「何がおかしいんだよ。」


むくりと上半身を起き上がらせながら問いかける。


「いや、おかしいんじゃない。嬉しいんだよ。」

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