私は悪魔に恋をした。
2人のその後
「千絵、すごい綺麗だよ!」
「本当?ありがとう。」
幸せいっぱいの笑顔で優しく応えるのは、純白のドレスを着た千絵。
今日は千絵の結婚式。
今まで見てきた千絵とは違って、すごく大人で、私より一歩先に行ってしまった千絵に少し寂しくなった。
「ところで…彼はまだ戻らないの?」
「あ、うん…」
不意の問いかけに私は困った顔をしながら笑って見せた。