私は悪魔に恋をした。
千絵には理由は話していないけど、今シキが遠くへ行っている事を話していた。
「でもさ、もうすぐ一年経つんでしょう?理由はどうあれ、待たせすぎじゃない?」
「そうかなぁ…」
内心、少し不安もあった。
あの日、シキが自分の世界へ帰ってからこんなにも時間がかかるとは思っていなかったから。
てっきり、二、三日したら戻ってくるものだと…
でも、待っても待ってもシキは帰ってこなかった。
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