私は悪魔に恋をした。

一週間、一ヶ月と、どんどん月日が流れ、気づいた時にはもうすぐ一年が経とうとしていた。


このまま待ち続けて…もし、シキが帰ってこなかったら?


私はただ年をとっていくだけになるかもしれない…


シキは今何をしているんだろうか…。


首にかかるシキのリングをぎゅっと握る。


「でも、大丈夫だよ!私はシキを信じてるし!」


そう、大丈夫。


シキは絶対に帰って来る。

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