私は悪魔に恋をした。
「それより!今日は大事な結婚式なんだから、私のことなんて心配してないで!」
「…そうね!そうするわ!あんたにも、私の幸せ分けてあげようか?」
「遠慮しておきます!」
「何よそれぇー。人がせっかく分けてあげるって言ってんのに!」
ぷくっと頬を膨らませながら言う千絵は本当に幸せそうで、千絵には全部幸せを持って帰って欲しいと思った。
それから少し会話をしてから私は部屋を出た。
私は式を挙げている間中、ずっと千絵に釘付けだった。