私は悪魔に恋をした。

私の泣き声で起きたのか、ゆっくりと目を開けるシキ。


「泣くなよ。」


そう言って私の頭を自分の胸へ引き寄せる。


「だって…だって…!」


「だいぶ待たせたな。」


「待たせすぎだよ!ばか!」


私は泣きながらシキに抱きついた。

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