私は悪魔に恋をした。

どれだけ待ったと思ってるの!


私はまるで、子供に戻ったみたいに泣きじゃくり、シキに甘えた。


私がそうしている間中、シキは頭を撫でてくれて、今までよりも少し強めの力で抱きしめてくれていた。


少しすると私の気持ちも落ち着いてきて、涙も止まった。


「シキ…お帰り。」


「あぁ、ただいま。」


「一年も何してたの?」

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