学舎ハーレム
「どうも、初めまして。

私はKTグループの代表取締役兼会長を勤め、

この小宮ファンドの社長も勤めております。

岡田幸大と申します。」

幸大が名刺を渡す。


「な!?

あの三代企業の一つKTグループの社長ですか!?

それは申し訳ありません!」


「ああ、いや。

今回はそのどちらでもなく別の用事ですので。」


「別の?」

「はい。

まぁ、それは商談の後で。

あ、商談は結城課長が行いますのでこちらはお構い無く。

私は社長代理に経営は任せっきりなのでそういうのはわかりませんから。」




商談開始






「いかがですか?」

真知の親父さんが言う。

「率直に申しますとこの内容での業務提携は厳しいですね。

ただまったくダメとは言いません。

これをベースにさらになんとかなりますとこちらも是非と行きたいのですが…」

「わかりました。

いつ頃までに?」

「それはそちらのご都合でよろしいですよ。

遅巧速拙と言いますから。

遅くてもより良いモノを期待しております。」


「わかりました。


次回は必ず。」




「社長、商談は以上です。」

「はい。

じゃあ、長瀬さん。

ちょっとプライベートのお話を。」
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