学舎ハーレム
翌日


「明日は土曜日!

ゆとり教育万歳!!

ってわけでどっか行かないか?」

「朝日、うるさい。」

真知が言う。

「真知さんとデートすれば良いと思いますわ。」

麗美が言う。


「そうよね。

付き合ったらデートくらいしなさいよ。」

瑠璃が言う。



「ねぇ、何で昨日勝手に帰っちゃったの?」

皐が言う。

「ん?

君はこの二人の家に行ったのか?」

渚が言う。

「うん。

って渚も昨日私たちが相談した時にいたよね?」



「幸大さん、結局どうだったんですか?」

夕日が言う。


「なんとも言えねぇかな…

あ、皐、睦月。

今日の放課後、一度俺は家に帰ったあとに親父さんに会いに行くから。」

「うん。

伝えとく。」

皐が言う。

「昨日みたく勝手に帰ったら怒るからね?」

睦月が言う。


「ああ。


それから…

これは貸しだからな?

皐と睦月の。」


「うん。」

「そのうち返すよ。」


「君はいつから睦月と呼ぶようになったんだ?」

渚が言う。

「あ、そういえば。」

睦月も言う。


「あ、まぁ、何となく。

ま、本人が嫌がってないなら良いだろ。」

「うん。

嫌じゃないよ。」
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