学舎ハーレム
翌日
午後3時
受け渡し場所
幸大は両手にアタッシュケースを持つ。
その取っ手と自分の手を手錠で繋いでいる。
「来たか…」
男はサングラス。
口元はバンダナを巻き、顔を隠す。
「金は?」
「この通りです。」
アタッシュケースを軽く持ち上げる。
「手錠を外せ。」
「二人の無事を確認したら外します。」
「チッ!
ついてこい。」
廃工場に入る。
「変な真似をしたら撃つぞ。」
一人の男が拳銃を向ける。
犯人は4人。
「皐、睦月!!」
「「幸大君!」」
「殴られたんだろ?
無事か?」
「うん。
平気だよ。」
睦月が言う。
「犯人は4人か?」
幸大がこっそり聞く。
「うん。」
「何を話してる!
早く金を見せろ!
そしたらそいつらを繋いでる手錠の鍵を渡してやる。」
「お前らも手錠してんのか。
ほら、俺も。」
「あ、本当だ。」
睦月が言う。
「なぁ、銃を持ってるのは一人か?」
「うん。」
「おい!
それ以上話したら撃つぞ!!」
「わ、わかりました。」
幸大は自分の手錠を外す。
「中を見せな!」
カチャッ、
中は二つとも札束が敷き詰められている。
午後3時
受け渡し場所
幸大は両手にアタッシュケースを持つ。
その取っ手と自分の手を手錠で繋いでいる。
「来たか…」
男はサングラス。
口元はバンダナを巻き、顔を隠す。
「金は?」
「この通りです。」
アタッシュケースを軽く持ち上げる。
「手錠を外せ。」
「二人の無事を確認したら外します。」
「チッ!
ついてこい。」
廃工場に入る。
「変な真似をしたら撃つぞ。」
一人の男が拳銃を向ける。
犯人は4人。
「皐、睦月!!」
「「幸大君!」」
「殴られたんだろ?
無事か?」
「うん。
平気だよ。」
睦月が言う。
「犯人は4人か?」
幸大がこっそり聞く。
「うん。」
「何を話してる!
早く金を見せろ!
そしたらそいつらを繋いでる手錠の鍵を渡してやる。」
「お前らも手錠してんのか。
ほら、俺も。」
「あ、本当だ。」
睦月が言う。
「なぁ、銃を持ってるのは一人か?」
「うん。」
「おい!
それ以上話したら撃つぞ!!」
「わ、わかりました。」
幸大は自分の手錠を外す。
「中を見せな!」
カチャッ、
中は二つとも札束が敷き詰められている。