学舎ハーレム
「麗美…良いんだ。

今でも十分なほどの温情を頂いた。


彼は、麗美の知り合いのようだね。

おそらく麗美のことを思って…」


「麗美とは学園の友達です。

それに昔に一度、パーティーでも会ってますよ。」


「やっぱりそうでしたの?

私もどこかで会っていた気がしていましたわ。」

「へぇ、覚えてたのか。

運命の出会いってやつか?」

「な、何を…



…。

挑戦権をいただきたいですわ。」

「何を差し出す?

それで俺が受けるかはわからないからな?」

「いえ、あなたは必ず受けますわ。」

「何を差し出すのか言ってみな?」


「この私、天王寺・グレイシア・麗美の全てをあなたに差し出しますわ!」



「…。

賭けの勝ち負けに関係なく俺はもらえるんだぞ?」

「構いませんわ。」

「俺が暴虐非道なことをしても文句は言えないんだぞ?」

「あなたはそんなことしませんわ。

それに、他の…渚先輩や瑠璃先輩と何も状況は変わりませんもの。

受けてくれますわよね?」



「…座れ。

すみませんがディーラー役を頼みます。」

麗美の父親に言う。


「わかりました。」
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