学舎ハーレム

事件の日



バゴォンッ、

体育館倉庫は鉄の扉だが、それが幸大の拳で吹き飛ぶ。


「てめぇら…

何してっかわかってんのか！」


そこにいたのは、

口にハンカチ、手足を男子に押さえつけられた夕日。


「まさか、レイプをしようとは…

計画する女子も女子だが…

人の妹に何してんだ？」


朝日もぶちギレ状態。


「夕日ちゃん、平気か？」

「あ…あう…

あ…


うあああああああああ！」

夕日が叫ぶ。

「何した？」

「ま、まだ何も…」


グシャッ、



数分間、幸大と朝日は体育館倉庫で暴れた。



夕日を襲った男子たちは全身、至るところを粉砕骨折



そこからが幸大と朝日の本気だった。

その後、すぐに夕日を保健室に運び、そして二人は校内を歩き回った。


「次は？」

朝日が言う。

「隣のクラスだ。

ほら。」

朝日と幸大は一枚の紙を見る。


そこに並べられた夕日を虐めた人間の名前。

幸大たちが最初に入った教室からの足取りは誰が見ても明らかだった。

なぜなら、

二人の足跡は血によりしっかりとついていた。


グシャッ、

ゴシャッ、



幸大たちは全学年を回った。