学舎ハーレム
『…。

いい加減、あなたに振り回されるのも飽きたんです。

探しても見つからないのに電話とは…』

「飽きた…か。」


『あなたは何者ですか?

私たちが優れた情報網を駆使してもあなたが何者かを調べることができなかった…』

「…確かに、お前が使った情報提供をしている人間や企業は優秀だ。」

『…何を言ってるんですか?』


「そいつらはな、

俺の息がかかった奴ら…


つまり、俺に関して情報を売らない奴らなんだよ。」


『ありえません!

裏の世界や世界を代表した企業です!』


「裏の世界も、世界的な企業も、

俺の息がかかった奴らだよ…」


『デタラメを…』


「ああ、もう言っても無駄だな。


最後に1つだけ。」

『何ですか?』


「今から、お前らを捕らえに行く!」


ボンッ!

幸大の教室の鞄が爆発して煙を出した。


ジリリリリリリ!!

警報が鳴る。


『あなたは何を!?』


「じゃあな。」


幸大は携帯をしまう。


「状況…開始だ!!」


ザッ!

幸大たちは秘密基地を出て行動に移った。
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