学舎ハーレム
「一階はほとんど居ないからな…」

幸大たちは階段を登る。

「おい、止まれ!」

見張りの敵が銃を構えた。

「遅い!」

ヒュッ、

幸大は姿勢を低くしてタックルをした。

「ぐあっ!」

男が尻餅をついた。


「悪いな。」


バチンッ!

スタンガンで気絶させた。

「いつのまにスタンガンを持ってましたの?」

麗美が言う。

「アタッシュケースに入っていたのを鞄のスイッチを取る時に一緒に出しといた。」

幸大は敵の装備を取りながら言う。

「ちょっと!

何で…」

瑠璃が言う。

「大きな声を出すな。

ほら、瑠璃はこれをつけろ。」

防弾チョッキを渡す。

「それからこの銃も。」

「ありがと。」

「さて…教室の奴等を倒すには人質がな…」

渚が言う。


「よし、ここは全部強行突破だ。

まずは、ここの秘密基地を開けて…」

幸大が開ける。

「人質が縛られてないからな…

まずは行くぞ。」



二階の秘密基地とは逆側の端にこっそりと移動した。


「意外にバレないものね。」

瑠璃が言う。

「まさか動ける奴がいるとはおもってないのだろう。」


渚が言う。

「麗美、生徒を必ず誘導しろよ?」


「わかりましたわ。」
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