学舎ハーレム

「幸大…いったい何を？」

「夕日は一生俺のパシり。

渚は俺の召し使い。

瑠璃は自分自身を賭けて負けた。

皐と睦月は俺にでかい貸しがある。



だが、お前には何一つ貸しがないからな。」

「でも…会社を…」

「それは俺が賭けで負けたから…だ。

結果的にな。」

「ですけど…」

「俺はハーレムを作りたいんだよ。


だけど、そのメンバーはお前らじゃなきゃ嫌だ。


だから…いつかお前に貸しを作って


お前の全てを俺のモノにする!!」



「…。

くだらないですわ。」

麗美が呆れながら言う。

「どういう意味だ？」

「今から言うことは夕日さんや渚さんなど全員を代表して言いますから、しっかりと聞くことですわ。」


「ああ…」



「貸しなど作らずとも…


私の全てを差し上げますわ!!」


「…。

ふっ…

ははははは！


そうか…


さて、行くか。」

幸大が言う。

「その前に…」

幸大は麗美をいきなり引き寄せた。

「え？


…ん!?」

麗美にキスをした。


「んむ!?


ん…


んん、ちゅっ。」

幸大が麗美を解放した。


「な、何しますの!?」

「嫌だったか？」

「違いますけど…

危うく昇天するかと思いましたわ!!


まったく…

ほら、行きますわよ!!」

麗美が顔を真っ赤にして家庭科室を出た。

「バケツ…持てよ。」

幸大が仕方なく両手にバケツを持つ。