学舎ハーレム
「な、ならやってやる…


さ、最後のチャンスだ…

逃げなくて良いのか?」

「油のくせに滑らないし…まったくの偽物。

ガキの考えることは単純だ。

やってみな!!」


「…。

ふぅ。

御名答。

灯油じゃない。」

「認めても逃がさないぜ!!」

男たちがこちらに歩き出した。


「麗美!!」


「わかってますわ!!」

麗美はスタンガンを液体につけて…



バチンッ…

バリリリリリリリ…


「か…」

「がぁ…」


ドサッ、ドサドサッ…


液体を踏んでた敵たちが倒れた。

「灯油じゃなくて塩化ナトリウム水溶液…食塩水だ。」


幸大が言う。

「さて、皆、廊下に出て!!」

「こっちに来るんだ。」

瑠璃と渚が秘密基地に案内した。

「麗美、ナイスなタイミングだ。」


「べつに全員乗ればいつでもよかったんじゃありませんの?」


「モチベーションの問題だ。


敵が迫って来たときってのはカッコいい反撃のチャンスだろ?」



「幸大…全員秘密基地に入れたわ。」

瑠璃が言う。

「体育館はどうするんだい?」

渚が言う。


「体育館には閖もそれなりの人数の敵もいるし…

まずは放送室だな。」

幸大が言う。
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