学舎ハーレム
「幸大さん、何で私たちが怒ってるかわかりますか?」

夕日が言う。

「いかがわしい本を持っていたからかと…」

「その通りだ。

君は私たちがいながらこのようなモノを視て、妄想に耽り、色々と溜まったものを発散した…

そうなんだろう?」

渚が言う。


「はい、おっしゃる通りです。」


「そもそも…種類がマニアックじゃありませんこと?」

麗美が言う。

「女教師に、ナース。」

皐が言う。

「眼鏡っ娘、体操服にメイドさん。」

睦月が言う。


「それに…これに関しても…ね。

幸大は女性を虐げて興奮する…と?」

瑠璃が言う。

「ま、待った!

これに関しては一つ!」

「何ですか?」

夕日が疑いの眼差しをする。


「この本は全て、朝日が用意したものです…」


「幸大!?

仲間を売るのか!?」


「朝日…それは真実であり、何よりも俺は命が惜しい…」



「裏切り者!」

「朝日…何か言い訳があるなら聞くわよ?」

真知が言う。


「言い分じゃなくて言い訳かよ!?


これは俺も友達からもらったモノで…」

「本当に?」

ガッ、

朝日は真知に頭を右手でしっかりつかまれた。


「友達がくれると言う複数あるジャンルの中から私が選びました…」
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