学舎ハーレム
カチッ…

幸大がスイッチを押した。

バシュゥゥゥゥゥゥッ!!


水の張られたプールから大量のロケット花火が放たれた。


「な!?

ただのロケット花火…」


「お前ら!!」

幸大が合図すると全員がサングラスを掛けた。


「シャイニング・ロケット・トリック・スター!」

壁側に全員が移動し幸大が女性陣を壁側にして盾になるように覆い被さる。


朝日は当然真知の盾になる。


カッ!


ロケット花火が光りだし、ネズミ花火のごとく暴れだした。


「朝日!」

「ああ!」

幸大たちは花火が飛び交うなか走り出した。


ドボンッ!

ドボンッ!

ボチャンッ!


プールに落ちる音が響いた。




花火が静まった。


「な!?」

閖が驚く。

「閖ちゃんの護衛は全員、水の中だ。」

朝日が言う。

「くっ!

早く上がってください!」

閖が言う。

「そうは行かない。」


カチッ…


幸大がスイッチを押すと…



バリリリリリリリ!


プールに電気が走り、気絶した。


「安心しろ。

電圧はかなり絞ってるからな。」

「よっと!」

朝日がプールの水を抜く装置を起動した。

「これも安心しろ。

さすが御嬢様学校。

人が入ってても安全に水が抜けるようになっている。」
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