学舎ハーレム
「なぁ、ギブアンドテイクって知ってるか?」

幸大は女性たちに問いかける。


「え?」

「ただで助ける気はない。

…って、妃学園の生徒か。」

「そ、そうよ。」

「真知さん、この方は味方ですの?」

「し、知らないわよ。」

「えっと、あんたが真知。

こっちが閖。


で、そこの金髪は?」

「私は天王寺・グレイシア・麗美ですわ!」

「麗美か。


で、学年は?」

「2年よ。」


「…。

しゃあない。

初回限定サービスで無料で助けてやる。」

「え?」



「何カッコつけてんだよ!!」

チャキッ、

残った男たちはナイフや鉄パイプを持つ。

「死ね!」

ナイフで突き刺してくる。



バキンッ、

幸大はナイフの切っ先を殴る。

ナイフは砕け、しかし、幸大の拳は無傷。


「な!?

先っぽに当たったら普通刺さるだろ!?」


「お前の普通に俺を含めるな。」


グシャッ、

アッパーを食らわすと、男の顎が砕けた。



「オラァッ!」

男が横から鉄パイプで殴りかかる。


ボキンッ、


鉄パイプは幸大の側頭部に当たった。

当たったと同時に鉄パイプが折れた。


「は?

あ、あり得ないだろ!?」

「お前とは鍛え方が違うんだよ!」

バキャッ、

上段蹴り。
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