学舎ハーレム
3
朝
幸大、朝日、夕日は学校に向かう。
「はぁ…何か行きたくねぇな。」
朝日が言う。
「お前らしくないな。
初日は女子がいっぱいだからって喜んでたのに。」
「女子はいっぱいでも親しい子がいないし…」
「そんな暗い顔なんかしないの!」
バシッ、
朝日が背中を叩かれた。
「真知ちゃん。」
「もっとシャキッとしなさいって。」
「真知さんとお兄ちゃんはけっこうお似合いだと思いません?」
夕日が言う。
「ああ。
互いにまんざらでもないみたいだしな。」
「ん?
幸大、渚先輩だ。」
朝日が言う。
「来たか。」
渚先輩が幸大の方へ歩いてくる。
「鞄を持とう。
そっちのアタッシュケースも持つ。」
「え?
渚先輩、いきなり何言ってんだ?」
「君こそ昨日の賭けを忘れたのか?」
「いや…そうじゃねぇけど…」
「まぁ、私は覚悟を決めたからな。
君が賭けを無しにしようとしても無駄だ。
鞄を。」
「ああ。」
幸大は鞄とアタッシュケースを渡す。
「あの、渚先輩…」
「君はその敬称と言葉遣いがバラバラだ。
私を先輩と呼ぶなら言葉遣いも敬語にしたほうがいい。
敬語が嫌なら先輩と呼ぶ必要もない。」
「じゃあ、渚で。」
「あ、ああ。
それでいい。」
渚は少し頬を紅くする。
幸大、朝日、夕日は学校に向かう。
「はぁ…何か行きたくねぇな。」
朝日が言う。
「お前らしくないな。
初日は女子がいっぱいだからって喜んでたのに。」
「女子はいっぱいでも親しい子がいないし…」
「そんな暗い顔なんかしないの!」
バシッ、
朝日が背中を叩かれた。
「真知ちゃん。」
「もっとシャキッとしなさいって。」
「真知さんとお兄ちゃんはけっこうお似合いだと思いません?」
夕日が言う。
「ああ。
互いにまんざらでもないみたいだしな。」
「ん?
幸大、渚先輩だ。」
朝日が言う。
「来たか。」
渚先輩が幸大の方へ歩いてくる。
「鞄を持とう。
そっちのアタッシュケースも持つ。」
「え?
渚先輩、いきなり何言ってんだ?」
「君こそ昨日の賭けを忘れたのか?」
「いや…そうじゃねぇけど…」
「まぁ、私は覚悟を決めたからな。
君が賭けを無しにしようとしても無駄だ。
鞄を。」
「ああ。」
幸大は鞄とアタッシュケースを渡す。
「あの、渚先輩…」
「君はその敬称と言葉遣いがバラバラだ。
私を先輩と呼ぶなら言葉遣いも敬語にしたほうがいい。
敬語が嫌なら先輩と呼ぶ必要もない。」
「じゃあ、渚で。」
「あ、ああ。
それでいい。」
渚は少し頬を紅くする。