学舎ハーレム
「最初に言ったろ?

何もかも失うかも…

高くつく…


その両方に頷いたんだろ?」


「他には?

他の方法があれば…」

「あまりやりたくは無いが…


グロリアスを潰す。」


「え?」

「ただ、金の亡者なら娘を金持ちに売り付けてでも金にしがみつく可能性がある。

どこぞの変態が相場と決まってるがな。」

「簡単に潰せるのかな?」

皐が言う。

「ただでさえ、このまま放っとけば倒産ギリギリまで行くしな。


簡単だ。」

「それじゃ確実性がないわよ…」

真知が言う。

「んなこと言われてもな…」



「どれを取っても真知ちゃんのお父さんは大変なことになるし…」

睦月が言う。


「幸大さん…

私は幸大さんとの付き合いが長いんですよ?

わからないと思ってます?」

夕日が言う。

「なんのことですの?」

麗美が言う。

「何か絶対的な作戦があるから、さっきから自分で策を出してはわざとに潰してるんですよね?」


「確かに、さっきから自分の言ったことを最後には否定しようとするわよね。」

瑠璃が言う。

「君は一体何がしたいんだ?」

渚が言う。

「いや、そもそも朝日は真知と付き合う気があるのかなって…」


「あ…忘れてた。」

睦月が言う。

「そうだったね。

根本的なことだったのに…」

皐が言う。

「あいつも本気なら確実性が100%の方法がある。」
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