学舎ハーレム
秘密基地



「幸大。

話は全部聞いた。」


朝日が言う。

「その前に二人の関係について結果報告は?」

幸大が言う。


「あ…

俺と真知は付き合うことになりました!!」

朝日が言う。

「よし。

で、話は聞いたんだな?」

「ああ。

それで、お前の力を貸してほしい。」

「…朝日。

俺が力を貸すってことはどういうことかわかってるよな?」

「ああ。

俺にできることならなんでも…」

「なんでもするのは子分としては当然だよな?」


「うっ…。」

「それに、俺の考えた作戦には朝日の親父さんの力も必要だ。


二人の関係について水を挿すようで悪いが、ここまでしたのに将来、お前らが別れたなんてなったら…」


「あり得ねぇ!」
「あり得ない!」

朝日と真知が同時に言う。

「だったら、まずは親父さんに二人の関係と真知の親父さんの問題を話して協力してくれるか聞いてみろ。

それからだ。」


「ああ。

親父、今日は早く帰ってくるらしい。」

「だったら今日の放課後だな。」

「あ…

じゃあ、私は居ない方が良いよね。」

夕日が言う。
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