優秀な専属執事と優しいお嬢様
中には永遠の愛を君に誓うというカードと中には零人の好きな感じなオルゴールが入っていてそこにはなくしていたピアスの片方があった。
更に小箱には鍵が入っていて小さい頃まだ執事になりたての零人がいつか二人で入ると約束していた鍵だと思い出していた。
その部屋へ向かうと零人が立っていて鍵を開けるとそこにはたくさんの写真と荷物があり昔ここは零人たちが住んでいた部屋だった。
「私は執事になっていても駆け落ちをしてまで愛している理由がわからなくて柚香様を忘れることができなくてやっとわかりました。
両親は自分のかけがえのない相手との子どもの私を手放せなかったのは私のように命をかけて愛している女性を見つけていたんですよ」
そういいながら涙を流す零人を見ていて今まで両親の死を受け止められていなかったのは愛されるからこそ急には受け入れられなかった。
零人を抱きしめると彼は悲しそうにしていて手が震えていて今まで泣いていなかった分声をあげず静かに泣いていて柚香を抱きしめていた。
落ち着くまで彼は柚香を離さなくてそこにはバイオリンがあって幼い心でよく弾いてとわがままをいっていても必ず弾いていた。


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