優秀な専属執事と優しいお嬢様

執事としてボサボサの髪をしていて一つにくくっていた時期は、心底呆れ返っていたがイメチェンして以来かなりのイケメン執事になっていた。
「見習い執事としてまだ１０代の時でしたが一つ一つ単位を落とさなかったのは柚香様から離れたくなかったからなんです。
単位を一つでも落とせばクビにすると旦那様に大学への学費を出す条件にされておりましたから私は唯一の苦手な分野を大学で選択しました。
私にはあなたが理想のお嬢様でしたから死に物狂いで単位を勝ち取りましたから私にとって身寄りのない分祖父の会社は継ぎたくないんです。
私には私にしかできないことをやりたくて探していてやはり執事以外は考えつかなかったので私はここが気に入っていますよ」
二人でクスクスと笑いながらもうすぐ卒業ということを感じながら二人で会話をしながら来月の卒業式まで不安は何もなかった。