優秀な専属執事と優しいお嬢様
昔から彼はよっぽど具合が悪くなるか父の仕事に手伝いに行くか（７ヶ国語を喋れる）以外で柚香から離れたことは一度もなかった。
室内にいて当たり前に近くにいるものの彼はいつも柚香の近くにいて風邪をひいて寝込んでいた翌日熱を出せばマスクをして看病していた。
「以前話した私の夢の話しなんですが笑わないできいてくださるならお話してもいいかと思いまして明日の朝からお話してもよろしいでしょうか？
私も人に話したことなどありませんので柚香様の心の中だけにとどめておいてくださいますようよろしくお願いしますね」
彼が前にいっていた夢の話だけどどうやら話す決心が付いたようで彼は柚香だけに話したい思いがあるようで頷いていた。
「では明日おいしいスコーンと紅茶を用意しますので明日の１０時に私の部屋に来てくださいね」
迎えの車が来てから彼が執事の家系とはきいていたものの彼は両親を中学で病気で亡くしていてそれからは祖父も亡くなっていたときいていた。
あの頃は知らなかったけど何かあったのかもしれないけどそのことをきくことは失礼だと考えていたのできいたことがない柚香だった。



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