優秀な専属執事と優しいお嬢様
パーティー会場は込み合っていたが髪型はきちっとしていて礼装とはいっても執事としてではないので堅苦しいという顔をしていた。
「私は大学を卒業してからここへ通い始めましたが中学は執事科がないのはここの普通ですがもう少し修業をしないといけませんね。
いくらSレベルの執事になってもその上には特別級のSランクやAランクがありますから私はもう少し上を目指すつもりです。
ターニングポイントだと思うことが私の不徳といっても過言ではありませんが私の夢はあなたに相応しい特別な執事であることでございます。
今は1番でも日本には特別級を持つ方がいませんがいつか私は必ず目的を果たしていく為に夢を持つのは私のやりたいことでございます」
『私はフランスに留学しようかなって思っていて零人さんに夢があるように私にだって叶えたい夢があるからそれを叶えたいの』
「そろそろダンスを踊るみたいですからさあ私でよろしければエスコートしますけどこんな話はパーティーに不釣り合いですね」
ダンスを踊りながら零人の決心が本当はどんなふうに決めていたのか柚香は知らなかったがそれから二人は楽しく過ごしていた。


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