優秀な専属執事と優しいお嬢様

海外留学中の間の零人の変化

零人がイギリスから帰ってから数日後大学には行かないと選択して仕事を探しているが零人はいつものようにお茶をしている。
元々寡黙な性格だが以前にもまして口数が減っていてイギリスにいってからより一層クールに磨きがかかっていてなんだか寂しかった。
何かあっても主人に決して弱みを見せない零人だからかえって不安だがまさかかなり弱っていてそれがサインだと気がつかなかった。
「それにしても相変わらず部屋が乱れて服は片付けて本はきちんと並べるように何度いえばわかるのか全く成長してませんね」
零人の小言は衰えておらず相変わらずブツブツ文句ばかりいうものの最近異様に元気がなくて精神的に追い詰められていた。