優秀な専属執事と優しいお嬢様
柚香が仕事を探していて自分の親の会社には入らないと決めているようでそのサポートをしていて零人は支えるだけに徹していた。
昔から柚香に仕えていて見習い執事から現在は専属として段階を踏んでいてまだまだ努力を怠らないがそこはきちんとわけている。
「今回はハーブにアッサムを加えているハーブアッサムティーを用意しましたが箱入り娘だと言動にミスをしていて29社を不合格してますね。
あなたは礼儀に関してレベルが低すぎるのですからパティシエは礼儀こそすべてなのですしそこは私がいてもわかりませんね」
『相変わらず辛口なご指摘をしてきているけど礼儀正しいあなたと私を比較しているところ悪いけど零人さんだって推薦じゃないの?』
「それは買い被り過ぎですが推薦は学校の試験と同じですので私が努力をしていたからこそ今があるのですから教えて差し上げますよ。
そのかわり私はスパルタですのであなたの言動から何から何まで指導して失敗すれば私が何かしてもらうという条件でございます」
『出来ないのは私のせいだから零人さんは親も執事で礼儀正しいのは事実なのでできれば教えてもらいたいなんて考えているわ』
零人が礼儀正しいのは父と母以外に山中の指導もあることをまだ知らなかったが彼女の礼儀は小学生にも満たなかったのは秘密である。


< 127 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop