優秀な専属執事と優しいお嬢様
それに相当怒っていてよく考えればあの日は５月２２日零人の誕生日でプレゼントすら渡さなかったことも怒らせた原因かもしれない。
今までにないくらいケンカをしていたが出ていくようにいわれて顔も見たくないなんていわれて以来零人が柚香を見なくなっていた。
部屋に戻ると零人が扉の前を横切っていていつもなら声をかけるが目が合うと悲しそうにそっぽを向いていてなんだか罪悪感があった。
「零人があそこまで怒っている理由なんて簡単だからあの日は誕生日でなおかつ付き合ってから三年１０ヶ月記念日だからだよ。
零人その日に大切な話をしたいっていっていたけどもしかしてケンカしてうやむやになっていたならただ君を大切に思っているよ」
昔一度だけ零人は柚香に話していた約束があってそれを守れてから必ずいいたいことがあるからそれを今思い出すと悲しそうな目が浮かんでいた。
“今はいえないけどもし僕が１番強くて最大の資格を取っていたら君に大事な話がしたいんだけどその時は柚香ちゃん僕に話させてくれる？”
零人がまだ執事になって間もない頃必ず話すからといっていた大切な約束執事になっていつもそばにいるから気がつかなかった。


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