優秀な専属執事と優しいお嬢様
零人は零人で言い分はあってそれでも気遣いは忘れないくらいでどんなに怒っていてもふと気がつく優しさが当たり前になっていた。 
その優しさは誰も気がつきにくくても深くていい気分にさせる強者だからその気持ちを理解しているようでしていなかった。
しかし零人はその日買い出しの日(星川家は執事とメイドは2ヶ月ごとの交代制で買い出しに三人ずついく決まりがある)でもう出掛けていた。
夜になってから買い出しが終わってから道が込み合っていて11時を過ぎてから屋敷に戻ると部屋の前に柚香が立っていた。
「柚香お嬢様今夜は遅くなるから先にお休みになっているように連絡をしましたがはやくお休みになられてはいかがですか?」
『いやそのねむれなくて』
「眠れないなら今すぐリラックス効果のある紅茶をいれますからお部屋でお待ちになっていてください」
そういってから部屋に入り柚香は自室に戻っていた。



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