優秀な専属執事と優しいお嬢様
零人は祖父とはあまりいい関係ではないらしく身寄りがない零人にとっては彼以外に身内はいないためしかし感謝はしているそうだ。
高校も中学も学費を払っていてしかもあまり無理に後継者になるようにいわないので執事としての今を過ごせるのは祖父がいるからだという。
「私は祖父とはあまり面識がなく両親の葬儀に初めて出会いましたがそれでも私にはまだ何か隠している気がするのでございます。
それが私にとって最大のキーワードだと思うんです」
『隠しているなら何で言わないのか確めるなら覚悟がいるよ』
柚香と零人は明日祖父に会いに行くのだがそれがまさか零人にとって最大のターニングポイントになるのをまだ知らなかった。


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