優秀な専属執事と優しいお嬢様
性格は生真面目でしっかりもの勉学にたけていて文武両道いわゆるパーフェクトともいえる才能をあわせもつ聖人は執事として瀬怜奈に仕える。
そんなときに駆け落ちを勧めていたのは文彦でその時にはすでにお腹には零人がいてせっかく宿っている可愛い孫をむやみに殺せない。
「いいかよく聞きなさい瀬怜奈聖人。
私はおまえらが幸せになるにはそのお腹にいる赤ちゃんと逃亡生活を送りそのかわり孫の定期的な報告とそれ以上に覚悟が必要だぞ」
「わかりましたお父様。
必ず聖人と幸せな生活をお腹には送ると約束します」
「私も必ず瀬怜奈様を幸せにすると誓います」
「まずはその執事口調を直すことだな聖人」
本当は身内で結婚なんて危険な賭けをしていた。
だけど零人がいる以上何もいうべきではない。


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