優秀な専属執事と優しいお嬢様
それからどうやって部屋に戻っていたかわからないような顔をしていてまるで自分が両親を苦しめていたような目をしていた。
零人は優しいからさっきいわれていたことを思い出していた。
“零人おまえはもう子どもじゃないから話していたが私はおまえを恨んでいない。
私は何よりもおまえを大切に思っている。
柚香さんと生きていきたいなら君が決めるんだ。
明日から休みだから返事はいつでもいい」
そのあと何も言わずに部屋を出ていった零人だった。


< 152 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop