優秀な専属執事と優しいお嬢様
出掛けていたのはスイーツ専門店が並ぶデパートだった。
「今は就職難だから製菓の道に進むならそのお店の利点や欠点を知るんだ。
私は初めからあの家を継ぐのではなく小さな服屋を経営していた。
初めは納入額を見落としていて失敗ばかりで初めからうまくいくなんて思わなかったよ。
小さい頃初めて服を作ってまるで魔法みたいだって人に幸せを運ぶのは食べ物だけじゃないってわかったんだよ。
初めはTシャツからアクセサリーはビーズからシルバーまで服に関することを知ることだった。
君も難しく考えないようにするといいよ」
そういっていた文彦を見つめていた。


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