優秀な専属執事と優しいお嬢様
何冊か本を渡してくる文彦に中身はスイーツのレベルの高い本だった。
「うちで出している本だがその中には君が得意とするものがあるはずだ。
何が得意かよく考えて働くお店を考えていくのは社会人の基本だ。
私はアクセサリーを作れていたが服は絵だけで製作は苦手だった。
そういうのをふまえていくんだ」
『私はシュークリームは作れないけどブリュレとかガトーショコラとかマカロンとかなら作れます。
今まで受からなかったのは作れないのがわかったのかもしれません』
それからとりあえず何か食べようと文彦は紅茶のケーキで柚香はフルーツタルトを二人ともアイスコーヒーを頼んでいた。


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