優秀な専属執事と優しいお嬢様
夜になると零人が食堂に来ていた。
夕飯のあとに文彦はプレゼントと一通の手紙を手にしていた。
「これはおまえが一人前にやりとげられるような男になってから渡すように頼まれていた瀬怜奈と聖人からの最後の手紙だ。
そこにおまえが気にしていることの答えが書かれている」
「父さんと母さんの手紙なんですか?
それじゃ読みます」
手紙には春山零人ヘと書かれている青い封筒だった。



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