優秀な専属執事と優しいお嬢様

振り向くと星羅と流星がいた。
「零人久しぶりね。
彼は私の主人の取引先の息子なのよ。
零人とは親しいって聞いているわ」
「星羅じゃないか。
今日は柚香は研修期間だから旅行中でいないんだよ」
「まだ結城は零人の周りをうろちょろしていたんだね」
「お前こそ後から現れたくせにまだ零人の周りにいるなんて知らなかったよ」
「やめろって」
「相変わらずなんだから結婚おめでとう零人」
「その子たちが噂の男女の双子なんだな。
はじめまして零人だよ」
「未来（ミライ）と一誠（イッセイ）よ。
零人お兄ちゃんに挨拶して」
「「こんにちは。
結婚するって本当なの？」」
「うん。
まだ日取りは決まってないんだ」
四人集合は珍しかった。