優秀な専属執事と優しいお嬢様
毎日柚香のお世話をしているがなぜか柚香の専属執事の役目は呪われているとまでいわれていた。
不器用でやることは失敗ばかりでだけど笑顔を絶やさない。
『零人さんって教えるのうまいよね。
下手に家庭教師とかつけられるよりずっといいや』
「私が柚香様のお世話を他の人に任せるわけないでしょう。
再試験で満点とって私を安心させてください」
『満点とったらお化け屋敷行きたい』
「柚香様は大の怖いもの嫌いなはずです。
それでは私があなたに安心させられるように期末で全教科満点をとればお化け屋敷に付き合いますよ」
『期末で満点をとれば連れていってくれるの？
私服で出掛けてね』
「かしこまりました。
私は約束を守る男だと忘れないようにほしいのでございます」
ハードルを上げて柚香に頑張って欲しかった零人だった。



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