優秀な専属執事と優しいお嬢様

零人にとって執事を始めた理由

今から話すのは零人がなぜ執事を始めたのかのアナザーストーリーであり柚香と初めて出会った頃の話に遡るくらい前の話である。
慣れない執事の仕事に10歳のお嬢様のお世話零人は始めはやる気がなく失敗ばかりでいつも山中に叱られていて自信をなくしていた。
『零人さん紅茶持ってきたついでに私にここの答えの出し方を教えてくれたらとても助かるのよね』
失敗ばかりで笑われてばかりの零人に唯一普通に接してくれる柚香はなんとなく彼が守りたいと思えるようになっていて彼女のいうことはきいた。
この頃から今の嫉妬深さが見えはじめていたもののなぜかこの時期から紅茶や失敗の数も減っていて仕事にも慣れてきていた。
執事としてではなく一人の男性として彼女のそばで守れるような男になりたいと思えるようになっていくのだった。



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