優秀な専属執事と優しいお嬢様

彼がいて自分がいて執事の彼はいつも手袋を付けているが柚香と学校に行く時は付けていないのでここの執事学校は手袋禁止だときいた。
「それにしても春山さんは器用でうらやましいと何度思ったか家に来てっていっても私には目的があるって来てくれなかったのよ。
家の山野（ヤマノ）なんていつも私にいつも身支度も自分でやらせるし髪だってろくにできないしドジすぎて嫌になるのよ」
彼女は山之内鈴音（ヤマノウチリンネ）巨大フードコートやレストランのチェーン店を数多く持つ令嬢で料理の腕は天下一品だった。
もてはやされる零人だが彼は昔はそれは性格が地味で口数が少なかったので彼が今の口の悪さを見せはじめたのは今から５年前だった。
文武両道で眉目秀麗といわれる零人も昔と今では性格が地味で想像できないほどイメチェンをしたようで零人の優しさはあまり変わらない。
「柚香様忘れ物のタオルと飲み物を届けに来ましたのでこの袋に入れておきました」